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人材紹介会社の営業代行|求人企業の開拓で決める業務範囲

株式会社adding / コトム 営業代行 編集チーム

FIELD
フォーム営業
PUBLISHED NOTES
32
UPDATED
2026年8月13日

人材紹介会社が営業代行を使って求人企業を開拓するなら、外注範囲は「見込み企業を探し、承認済みの文面・トークで初回接触し、定型項目を確認して、許可事業者の担当者へ日程をつなぐ」までを基本にします。求人の受理、どの候補者を紹介するかの判断、求職者情報の加工や中継、紹介手数料・違約金の説明、契約の可否は、人材紹介会社側に戻す設計です。

アポイント数だけで代行会社を比べると、この引継ぎ線が曖昧になります。商談を増やすはずが、営業代行の担当者が求人条件を確定し、候補者の適否や契約条件まで答える運用になっていないでしょうか。先に比較すべきなのは、料金よりも「どの事実を聞けるか」「どの判断から止まるか」「誰に即時転送するか」です。

ただし、初回接触までなら一律に問題がない、という結論でもありません。職業紹介への該当性は契約書の名称だけでなく実際の業務で判断されます。外注前に、接触後の会話をどこで止めるかまで具体化する必要があります。

人材紹介 営業代行の業務は初回接触と日程調整に絞る

業務を「営業」「商談」と大きく括らず、行為単位に分けると責任の所在が見えます。

場面営業代行へ任せる範囲人材紹介会社へ戻す範囲
対象設計業種、地域、規模、採用ページの有無など、合意済み条件による候補抽出開拓方針、除外業種、取扱職種の決定
初回接触承認済み文面・トークでサービス概要と連絡目的を伝える個別求人に対する紹介可否の回答
定型確認採用予定の有無、担当部署、折り返し方法など、合意済み項目の記録求人条件の確定、求人申込みの受理・不受理
日程調整人材紹介会社の担当者との面談候補日時を調整する求人内容の助言、紹介方針の決定
候補者扱わない。質問が来たら担当者へ引き継ぐ求職者情報の選別・加工・提供、候補者紹介、意思疎通の中継
料金・契約公開済みの概要を案内し、詳細回答を留保する手数料・返戻金・違約金等の説明、条件交渉、契約判断

この表の右列へ入った時点で会話を止め、許可事業者の職業紹介責任者または指定担当者へ渡せることが、実務上の最低条件です。「代行担当者が詳しいから答える」という属人的な例外は設けません。

求人開拓と職業紹介の境界は実態で決まる

厚生労働省は、職業紹介を「求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立をあっせんすること」と説明しています。職業安定法第5条の6は、職業紹介事業者による求人申込みの受理と、法令違反など一定の場合の不受理を定めています。つまり、企業から採用予定を聞くことと、その内容を求人として受理することは同じではありません。

2026年8月13日時点で確認した厚生労働省の職業紹介事業制度の概要職業安定法では、有料職業紹介事業は許可制です。また、募集情報等提供と職業紹介の区分は、情報の提供相手や内容を事業者の判断で選別・加工する行為、意思疎通を中継する際に事業者の判断で加工する行為などを、職業紹介の許可等が必要となる行為として示しています。広告、契約、サービス全体の実態から、あっせんを事業として行っているかも判断材料になります。

したがって、「営業代行契約」と名付ければ境界を越えないわけではありません。営業代行が求人企業の希望を聞いて求人票を完成させる、手元の求職者から合いそうな人を選ぶ、候補者情報を企業別に書き換えて送る、選考上の伝言を判断して言い換える、といった運用は外します。単なる転送に見えても、実際に選別、加工、差配をしていないかを確認します。

個別の業務が職業紹介に該当するかは一律に断定できません。委託仕様書、トーク、入力画面、引継ぎフローをそろえたうえで、事業所を管轄する都道府県労働局や、職業安定法に詳しい専門家へ確認してください。

四つの引継ぎ点を会話の前に決める

1. 採用予定を聞いた後

「採用予定がある」「人材紹介会社の利用を検討できる」という回答は、商談候補の情報です。代行側では、回答日時、企業名、担当部署、先方が指定した連絡方法を記録し、人材紹介会社へ渡します。求人票の作成や労働条件の確認へ進まず、求人申込みとして受理したかどうかも表現しません。

2. 求人条件の質問が始まったとき

職種、業務内容、賃金、労働時間、就業場所などの詳細を企業が話し始めたら、許可事業者の担当者が確認する面談へ切り替えます。代行側の質問票は、面談の要否を決める定型確認に限定し、「条件を聞き切ること」を成果にしない設計が必要です。

3. 候補者について聞かれたとき

「該当する人はいるか」「経歴を先に見たい」と聞かれても、代行側は候補者の有無や適合性を判断しません。求職者情報を受け取らず、閲覧権限も付与しない方法が明確です。匿名であっても、誰にどの情報を見せるかを代行側が選べる状態は避けます。

4. 手数料や契約条件の話になったとき

紹介手数料、返戻金、違約金、契約期間、独占・非独占などは、承認権限を持つ人材紹介会社が説明し、合意します。営業代行には勝手な値引きや例外回答を認めず、公開情報の所在を案内する範囲と、担当者へ引き継ぐ質問を仕様書に分けておきます。2025年4月施行のルールについては、厚生労働省の雇用仲介事業者への新たなルールも確認し、自社に必要な利用料金・違約金等の明示を見直します。

代行会社の比較は権限・記録・停止で行う

提案を比較するときは、架電数やアポイント単価だけでなく、次の項目を同じ様式で回答してもらいます。

  • 対象条件と除外条件を誰が承認するか
  • 使用する文面・トークの版をどう固定し、変更を誰が承認するか
  • 代行担当者が聞いてよい定型項目と、回答してはいけない質問は何か
  • 求人受理、候補者、料金、契約の質問を誰へ何時間以内に引き継ぐか
  • 求職者情報へアクセスできない権限設計になっているか
  • 接触先、日時、手法、回答、停止理由をどこまで記録するか
  • 苦情、誤送信、権限逸脱が起きた際に誰が運用を止めるか
  • 再委託の有無、教育、監督、記録の管理主体は誰か

ここで具体的な回答がなく、「商談獲得まで一式」「柔軟に対応」とだけ示される場合は、価格比較へ進む前に範囲を詰めるべきです。契約時の論点は営業代行の契約で決める業務範囲と責任、会社選定の観点はBtoB営業代行会社を選ぶ比較基準もあわせて確認できます。

KPIは件数だけでなく境界を守れたかで見る

活動量は、対象企業数、接触数、到達数、会話・返信数、日程調整数に分けます。ただし、商談数を増やすために求人受理や候補者の話まで代行側が進めれば、設計は失敗です。品質指標として、対象外接触、重複接触、引継ぎ漏れ、禁止質問への回答、停止依頼後の再接触も記録します。

停止条件は開始前に数値目標とは別枠で定めます。少なくとも、営業お断り表示の見落とし、送信停止依頼後の再送、求職者情報への無権限アクセス、承認前文面の使用、求人受理や契約判断の代行が判明した場合は、新規接触を止めて事実確認できる状態にします。重大度に応じ、当該担当だけでなく対象リストや手法全体を停止する権限者も決めます。

返信、商談、成約は相手の判断を含むため保証できません。成果目標と停止条件を混ぜず、前者が未達でも検証を続ける場合と、後者に一度でも触れたら止める場合を分けます。

問い合わせフォームと電話で受け手の意思を優先する

求人企業の問い合わせフォームは、営業送信のために設置されたものとは限りません。送信前にフォームの利用規約、用途限定、営業お断り表示を確認し、該当する場合は対象から外します。表示が判断できない場合の扱いも事前に決め、送れると都合よく解釈しません。具体的な確認順序はフォーム営業の送信前チェックで整理しています。

文面では会社名、連絡目的、提供主体、連絡先を明確にし、長文や繰り返し送信で受け手の確認負担を増やさないようにします。電話でも、会話継続を望まない意思が示されたら終了します。送信停止依頼や今後の連絡を断る回答は、そのチャネルだけでなく対象企業の管理記録へ反映し、担当者や代行会社が変わっても再接触しない運用にします。

営業代行へ渡すリストに「送信可」だけを持たせるのでは足りません。確認日、確認した規約・表示、除外理由、停止依頼の受領日を残すことで、受け手の意思を次の担当者まで引き継げます。

問い合わせフォーム営業を比較する際は、送信件数だけでなく、対象・除外条件の設計、規約確認、文面の承認、停止依頼の反映、実行記録までを料金に含むか確かめます。コトムでは、商材、対象、必要な役割と対応可否を確認し、営業戦略、営業リスト作成、フォーム営業、電話、継続フォロー、商談支援から実行範囲を個別に提案します。料金、対象件数、契約期間、契約形態、追加費用は契約前に提示します。求人受理、候補者紹介、契約判断を含めることは前提にせず、個別案件ごとに責任範囲の確認が必要です。返信・商談・売上も保証しません。この分担と自社の受け皿が合わないなら、活動件数が多くても選ばない判断が必要です。

外注前に完成させる一枚の業務範囲表

最終的には、対象企業、接触手法、承認済み文面、定型確認項目、禁止行為、引継ぎ先、記録項目、停止条件を一枚にまとめます。人材紹介会社の担当者名が空欄のままでは、代行側へ戻せない質問が積み上がります。求人受理、候補者紹介、手数料・違約金の説明、契約判断の担当者まで埋めてから開始します。

人材紹介の営業代行で外へ出すのは、求人企業との接点をつくる工程です。雇用関係の成立へ向けた判断まで外へ出すのではありません。任せるのは、判断を伴わない初回接触。冒頭の問いへの答えは、初回接触の件数ではなく、その後に求人受理、候補者紹介、料金・契約の四つの話題を人材紹介会社へ戻し、停止依頼があれば次の接触を確実に止められるかにあります。自社の対象、手法、社内の受け皿から委託範囲を整理したい場合は、営業体制について相談するから確認できます。